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会話・対話の仕方について [ビジネス雑感]

                                                   2010年5月13日

皆様、

おはようございます。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。
本日、私は、2件のちょっと重たい交渉事に参加する予定です。

各々、異なった案件です。これらの交渉事のまとめ役を依頼されています。

私の場合、特に深刻な或いは重たい事項について会話や討議するときは、幾つか取り入れてるやり方があります。
本日は、このやり方についてお話します。

これは、私が長年交渉事に参加して体得した事に基づいていますし、先日のブログで書きました様にワークショップから学んだ事も入っています。


1.先ず、大事だと思う事は、会話するときの座り方です。
私の場合、可能な限り、全員の顔がお互いに見れるように、円形のテーブルを使って座るようにします。

これは、相手の意見を聞いたり、自分の考えを述べたりするときに、お互いに顔を見て「対等」な立場で意見交換し、討議できるようにするためです。
もちろん、会議への出席人数や場所の関係から必ずしも上記の通りにならない事もありますが、可能な限りお互いの顔が見れるような設定にするようにしています。

2.1対1で討議する場合、直接面と向かって座るより、お互いに斜めに向き合う形で座るようにしています。正面で向かって座ると対話ではなく、対決するような感じになってしまうためです。
特に、深刻な或いは重い事項について会話するときは、場所と座り方を慎重に選びます。

3.大勢の出席者がいる場合、全員が同じテーマや事項について話をしていない状況に陥るときがあります。
この時は、必ずテーマ・事項と議論の進捗状況を確認し、いったん場の雰囲気を整えて、再度全員で討議するように持って行く必要があります。

4.議論が白熱してくると、意見の違いがある場合、感情的になったり、相手の意見を否定する人が出て来る時があります。
その時は、お互いの意見・考えの違いを整理して再確認し、議論の方向性を決めるようにしています。
可能な限り、相手の意見・考えを否定せず、聞くよう出席者には依頼します。
結論を出す事もあるし、議論を継続する場合もあります。

5.討議・確認した事項は、必ず結論や結果を明確にして、一つ一つ整理していきます。
これは、議論の堂々巡りを避けるためです。
また、出席者全員の意思や考えを確認し、後で、自分の意見が通らなかった、或いは、私は聞いていないなどの無意味なコメントが出ないようにします。

6.この為にも、話した後には、必ずメモか議事録を発行し、その内容について全員の了解を取っておきます。人間は忘れる動物なので記録を残す必要があることと、後で振り返って議論の結果を確認する必要が出たときの証拠になり、共通の理解を得るためです。

7.私は、5人くらいまでの少人数での打ち合わせには、会議室を使わずリラックスできる場所で行うようにしています。
落ち着いた雰囲気でコーヒーや紅茶が飲める喫茶店やカフェーを使っています。

テーブル同士の距離があり、他人の会話が気にならない店が私のお気に入りです。
特に、重たい事項について話すときには、飲み物を取りながら、ゆったりとした場所で話すようにしています。
本日もそうします。

8.打ち解けた雰囲気にする方法として、打ち合わせ後に、食事を一緒に取る方法もあります。いわゆる、「同じ釜の飯を食う」と言うやつです。
夕食の場合、しょうしょうのアルコールを取ってリラックス感を出す演出もします。

私は、食事の場合でも必ず全員の顔が見えるように円卓のテーブルを使うようにしています。
例えば、中華料理店の円卓テーブルですね。


以上、ざっくりと私のやり方を説明させて頂きました。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁


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競争に勝つための差異化のポイントを考えよう [ビジネス雑感]

                                             2008年4月29日

こんにちは。

先週の金曜日(4月25日)に長野県飯田市の経営セミナーに参加しました。

このセミナーは、地元の飯田産業技術大学が主催し、飯伊地域地場産業振興センターにて行われました。

講師の講演後に、建築・土木・農業、流通・小売・サービス業、製造業の分科会に分かれて車座になって、課題や問題を明確化や整理するために具体的な意見交換を行いました。

このセミナーに参加した企業は、地元で活発に事業展開を行っている会社です。

この地域の製造業の特徴の一つは、精密板金加工業が多いことです。

これらの企業群の一つであるK社を訪問しました。

この会社の特徴は、熟練した作業者による溶接・板金・加工・塗装処理です。
作業者の方がこの熟練した溶接・板金技術を会得するのに、10年かかるそうです。

この熟練された技術がK社の売りであり、“差異化”ポイントです。

どの産業、企業であれ、事業を維持・継続・発展させていくためには、売りとなる、“オンリーワン=差異化”のものが必要です。


日本国内だけでなく世界の企業と競争していくためには、中国、台湾、韓国の企業が売りにしている、「品質」、「スピード」、「コスト」は持っていないと駄目で、これらのことを実現して初めて競争と言う“土俵”にのれると考えています。

これらの三つのことを実現するのは当たり前で、これに加えてプラスアルファが必要なのです。

このプラスアルファが、差異化ポイントになります。

プラスアルファを考えるには、全世界レベルで解決すべき課題をキーワードにして考えると、社会に貢献し、且つ、他社に差異化が可能になるものが出やすくなります。

今回は、ここまでとします。

以上、

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