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日経記事:『米中「新冷戦相場」の号砲 企業にオンリーワンはあるか』に関する考察 [海外市場・販路開拓]

                                              2021年5月7日

皆様、

こんにちは。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

 

53日付の日経新聞に、『米中「新冷戦相場」の号砲 企業にオンリーワンはあるか』のタイトルで記事が掲載されました。本日は、この記事に関して考えを述べます。

 

本記事の冒頭部分は、以下の通りです。

『米国と中国の緊張が高まるとともに、日本の株式相場にブレーキがかかっている。このままでは日本経済が「新冷戦」に翻弄されると警告しているかのようだ。。。』

 

この冒頭部分だけでは、企業がもつオンリーワンとのつながりが見えません。簡単にこの記事のポイントを述べます。

 

米中の間で新冷戦が始まり、以前考えられていた世界市場を一体かつ全体的にとらえるグローバル化の考え方が通用しなくなった。国内企業は、米中のはざまで海外事業を考え・実行する必要性がある。

 

今後、国内企業はグローバル化ではなく、民主主義で運営されている国々と、共産党のような一種の全体主義的な考え方で運営されている国々で、各々分かれて海外事業を行う必要になる可能性がある。

 

今まで国内企業が採用してきた政経分離の考え方は通用しなくなる可能性がある。国内企業の中で、中国市場に大きく依存していると、政治的な緊張が起こると中国市場から締め出されるリスクがある。

 

しかし、オンリーワンの強みをもつ高品質なピジョンの哺乳瓶や、一つの室外機で多くの部屋の空調を制御するダイキン工業のエアコンは売れたとのことです。

 

私は、本日のブログ・コラムでは、このオンリーワンのことについて触れたいので、本記事の要約はここまでとします。ここでは、オンリーワンの持ち方や実現の仕方については説明いたしません。オンリーワンの技術・商品やノウハウ、サービスをもっている企業の海外販路開拓・集客について触れます。

 

私は、今まで数多くのベンチャー・中小企業の欧米アセアンなどの英語圏市場の販路開拓・集客を支援してきました。この経験から言いますと、オンリーワンの技術・商品やノウハウ、サービスをもっている企業は、ほぼ例外なく海外販路開拓・集客に成功しています。

 

なお、私は中国での事業経験をもっていませんので、中国市場に対する販路開拓・集客支援を行っていません。

 

オンリーワンの技術・商品やノウハウなどをもっている企業の場合、国内外の競合他社に対する優位性や、差別化・差異化ポイントなどをもっていますので、海外の潜在顧客や販売パートナーなどに、それらの点を知ってもらえれば、容易に販路開拓・集客が実現できる場合が多いです。

 

その基本的なやり方は以下の通りです。まず、理解すべきことは、日本国内でどんなに知られているオンリーワンの技術・商品やノウハウも、今まで海外でビジネスを行っていなければ、「海外での知名度はゼロ」です。

 

この知名度ゼロの課題は、英語版Webサイトを作成して、有効な手段で情報発信し、海外の潜在顧客や販売パートナーに知ってもらえれば、販路開拓・集客が可能になります。

このやり方は、世界中に行き渡っているインターネットを有効活用することになります。

 

このインターネット・英語版Webサイトをフル活用した情報発信が、私にとって欧米アセアンなどの英語圏市場での販路開拓・集客実現の一歩になります。

 

この情報発信する内容(コンテンツ)のコア部分は、オンリーワンの内容になります。当該企業の知名度がゼロでも、その企業がもつオンリーワンの技術・商品やノウハウに対しては大きな関心が示されます。

 

この英語版Webサイトの構築や運用、これを利用した販路開拓・集客のやり方などについては、415日に下記ブログ・コラムで紹介しましたセミナーにご参加いただければ理解できます。

https://bzsupport.blog.ss-blog.jp/archive/c357067-1 

https://profile.ne.jp/pf/global-bzmatch-advise-yamamoto/c/c-218429/ 

 

ただし、今後開きますセミナーの開催方法や開催場所、運営の仕方などが制約されていますので多くの人が出席できません。この点はご容赦ください。

 

私の基本的なやり方は、英語版Webサイトをフル活用した海外販路開拓・集客です。お金をかけずに、知恵と情熱・着実な実務作業を行うことで、実現していきます。このやり方は、この新型コロナウイルスの影響拡大下でも極めて有効です。

 

また、はっきりと言えることは、今後国内企業が海外販路開拓・集客を行うには、どの国や地域であっても、その企業の技術・商品、サービスなどが、新規性をもち、競合他社に対して差別化・差異化ポイントをもっていること、つまりオンリーワンのものでないと実現することは難しいです。オンリーワンはとても重要であり、必要です。

 

よろしくお願いいたします。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁


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