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3.撤退シナリオの作成ーその2   [事業撤退に関する課題と対応]

                                                          2007年3月3日

今回は、前回に引き続き、撤退シナリオについて説明します。

 

(2)穴埋めする製品が決まりましたら、顧客、販売店などの関係者に良く自社の考え・立場をきちんと説明し、理解を求める必要があります。

⇒ポイントは、以下の通りです。

◆先ず、自社製品の最終受注時期と出荷予定時期を十分な時間を取ってきちんと説明し、いわゆるラストバイ(Last-Buy)のアナウンスを行います。

◆自社のサービス方針に基づいて、撤退製品のアフターサービス期間やサービス用部品の供給時期を明確化し、供給をコミットする。

◆穴埋めする製品の仕様・性能・機能・値段・供給時期・供給方法などを明確化し、当該製品が撤退する製品の代わりに使用できる事をきちんと説明する。

商品の供給方法としては、他社ブランド品か自社のブランド品(他社からOEM供給を受ける)になります。

どちらの方法を取るかは、自社の置かれている状況や今後の経営方針に因ります。この点も 4.撤退シナリオの実行 や 5.撤退作成実施中の注意・確認ポイント で述べます。

◆顧客に自社の方針、決意を明確に理解してもらうためには、自社の広告宣伝・プロモーション活動などに、他社の当該製品をきちんと組み入れ、自社製品と分け隔てなく同等に扱うことを明確なメッセージとして出し続ける努力が必要です。


今回は、ここまでとします。

次回は、4.撤退シナリオの実行 について述べます。


今回の記事について、ご関心或いはご質問がある方は、私まで下記アドレスにeメールにてご連絡下さい。

 bzsupmy@nna.so-net.ne.jp

私は、すぐにはご回答出来ない場合もありますが、24時間以内にはご連絡します。

よろしく御願いします。

以上、

 


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