3.撤退シナリオの作成ーその1 [事業撤退に関する課題と対応]
2007年2月25日
今回は、3.撤退シナリオの作成 について述べます。
前回までの考察で、事業撤退を決めましたら、どうやって、顧客や販売ルートなどの信用を落とさずに撤退するか、シナリオを考え、作成します。
事業撤退する時の最大のリスクは、撤退により今まで築いてきた市場での信用や事業基盤を失うか、大きく傷つけることです。
又、ある製品の市場からの撤退を決めたとしても、関連事業を継続する場合はより一層上記リスクは避ける必要があります。
ここでは、ある製品の撤退は決めたが、事業全体は継続し、将来チャンスがあれば再び新製品を市場に投入するケースを選んでシナリオを述べます。
(1)撤退する製品の穴埋め
⇒当該製品は、競合他社との協業により代替製品を確保します。
他社にとっては、今まで競合してきた製品が無くなり、更に自分の製品を販売してくれる訳ですから、反対する理由は無いと思います。
"昨日の敵は今日の友"を地で行く事業連携(アライアンス)戦略です。
私の得意技の一つです。
但し、相当な高等な技ですので、実行にあたっては注意する必要のある事が幾つかあります。
それらの事は、4.撤退シナリオの実行 や 5.撤退作成実施中の注意・確認ポイントの項で述べます。
今回の記事は、ここまでとします。
次回は、(2)項として、穴埋めする製品が決まりました後の対応事項について述べます。
今回の記事について、ご関心或いはご質問がある方は、私まで下記アドレスにeメールにてご連絡下さい。
私は、すぐにはご回答出来ない場合もありますが、24時間以内にはご連絡します。
よろしく御願いします。
以上、
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