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何故事業連携が必要なの?ーその5 [何故アライアンスが必要なの?]

                         2006年5月20日

前回は、設計プロセス中の事業連携のうち、フォーマットやプロトコルを活用した連携について述べました。

フォーマットやプロトコルの他社或いは業界への開示は、自社製品のビジネスを拡大し易い環境を作り上げる事の為に行うケースがあります。

共通のフォーマットやプロトコルを他社や業界が採用してくれると、安いコストで製品設計や生産が可能になったり、お客が安心して購入してくれると言ったメリットが期待できます。

この時に、他社や業界が自社のフォーマットやプロトコルを採用するメリットを感じてくれるか否かがポイントになります。

 

例えば、前回の記事で述べましたVTRの事例で共通のフォーマットであれば、市場が拡大し安心して投資できるので、他社や業界もメリットを感じてくれます。

例えば、自社が持っているフォーマットやプロトコルに技術的優位性があり、他社や業界も採用してくれると、新規市場の開拓や市場の拡大につながると判断してくれれば、必ず相手側は賛同してくれます。

この時に重要なのは、いくら自分たちが相手にとってもメリットがあるはずだと考えていても、相手が同じ理解になるとは限りません。

相手が自社の提案に乗ってもらうためには、相手にとってビジネス的なメリットがどのくらいあるかが見えるようにする事が大事です。

例えば、自社の利益を多少犠牲にしても或いはフォーマットやプロトコルの開発を相手の為に行ってあげる。

相手側は、開発や設計コストの削減につながり、市場が大きくなるのであれば、賛成しないはずはありません。

具体的なケースは、多種多様にあるため、ここではケース毎の事例は申し上げられません。

この分野では、私も幾つかの経験を積んでいますので、この記事をお読みになった方で、もっと詳細な質問やご相談事があれば、本記事の下方に記載されていますアドレスにメールにてご連絡下さい。

 

例えば、自社が開発したプロトコルを殆どただ同然で他社製品への実装まで含めて支援し、相手とのハッピーな関係を構築する。

同時に、相手はこのプロトコルの使用無しにはビジネスが維持できなくなる様なケースでは、自社がこのプロトコル使用に関するライセンス契約をこの相手と結んでいれば、ライセンス収入が期待できます。

このうな事業モデルも具体例としてあります。

フォーマットやプロトコルを開示して、相手とハッピーな関係を構築し、共にビジネスをエンジョイして行く為には、自社は単に開示するだけでなく、相手が採用しやすい環境を無償若しくは安いコストで作ってあげる工夫もあった方が成功しやすいようです。

次回は、部品レベルでの事業連携例について述べます。

 

今回の記事について、ご関心或いはご質問がある方は、私まで下記アドレスにメールにてご連絡下さい。

 bzsupmy@nna.so-net.ne.jp

私は、すぐにはご回答出来ない場合もありますが、24時間以内にはご連絡します。

よろしく御願いします。

以上、

 

 

 


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