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NHK放送;「シリーズ 縮むニッポン 中小企業の挑戦 連携して海外に活路を」を見て [何故アライアンスが必要なの?]

                                            2010年6月10日

皆様、

こんにちは。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

6月10日朝7時代にに放映されました、「NHKニュース おはよう日本」にて特集番組である『シリーズ 縮むニッポン 中小企業の挑戦 連携して海外に活路を』が放映されました。

事例として、『アマテラス』が紹介されました。

アマテラスは、10社の専門分野の異なる中小製造企業が集まって構成しています。

昨今、新規事業の獲得を狙って中小製造企業が連携する動きが出始めています。
その中で、アマテラスのユニークさは、『航空宇宙産業のニーズ』に焦点を当てて特別な技術を持つ企業、10社が“サプライチェーン”を作り、連携を組んでいる事です。

『航空宇宙産業のニーズ』が対象市場ですから、当然、海外市場も対象になります。

アマテラスのWebサイトを見ますと、以下のように書かれています。

「。。。航空宇宙産業のニーズに沿ってまとめ上げ、一つのサプライヤーチェーンを構築し「一貫生産」をすることができれば国内外を問わず、さらなるマーケットの獲得が可能、という発想が、そもそものスタートです。このテーマに沿って多くのノミネートから、最終的に10社が選ばれ、確かな共通認識と熱意を共有する技術集合体「AMATERAS」が誕生しました。。。」
URL;http://www.amateras-tyo.biz/about.html#c03

技術分野は、以下のようになっています。

◆板金・プレス加工
◆放電加工
◆レーザ加工/電子ビーム
◆切削機械加工
◆表面処理
◆絞り加工
◆熱処理
◆組立・整備


アマテラスのWebサイトには、当然のごとく英語版もあります。
URL;http://www.amateras-tyo.biz/eng/members.html

また、各企業のWebサイトも英語版があります。


アマテラスの組み方は、中小企業連携の一つのやり方を示唆しています。
特徴は以下の通りで、連携を行う要件を満たしています。

◆対象市場を明確化し、特定している。
◆国内だけでなく海外市場も対象にしている。
◆一流技術を持つ企業が集まっている。
◆目的を共有しており、お互いに「Win/Win」の関係を作っている。
◆各企業の役割分担がはっきりしている。
☆グループの取りまとめ;株式会社 塩野製作所 代表
☆技術情報・加工情報・仕様要件・ご発注の相談窓口;多摩冶金株式会(海外も含む)
◆英語での交渉や契約も自分たちで行う。


既に、海外のトレードショーに出店し、サンプル品の納入依頼を受けるなど具体的な成果につながっているようです。

上記のような連携を組むには、中心となってリーダーシップを発揮する企業代表が必要です。
「Win/Win」の関係の共有化と、皆が汗を流す風土の醸成も必要になります。

複数の企業が連携して共同事業を行っていくためには、十分な事前準備ときめ細かい運営が必要であり、リーダー企業の資質によって左右される傾向もあります。
運営方法についても、『イコールパートナーシップ』で動くように取り決める事も重要です。


私もこの様な連携支援を行っていますので、関心のある企業はお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。
以上、

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁


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