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日経記事;『国内EC、高成長に陰り ZHD・メルカリ、巣ごもり一服 店舗に顧客流れる、利便性向上カギに』考察 [インターネットマーケティング]

                                               2022年9月20日


皆様、

こんにちは。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

 

920日付の日経新聞に、『国内EC、高成長に陰り ZHD・メルカリ、巣ごもり一服 店舗に顧客流れる、利便性向上カギに』のタイトルで記事が掲載されました。

 

本日は、この記事に関して考えを述べます。

本記事の冒頭部分は、以下の通りです。

 

『新型コロナウイルス下で高成長を続けてきた国内の電子商取引(EC)の勢いに陰りが見え始めている。Zホールディングス(HD)やメルカリなどでは46月に物販ECの伸びが鈍化した。外出自粛に伴う巣ごもり需要が一服したためだ。リアルの店舗に流れる利用客をいかにつなぎ留めるかが一段と重要になっている。。。』

 

一般的には、欧米日本で新型コロナウイルスの影響拡大が収まりつつあります。この状況下、米国や日本では、インターネット通販の売上が低下し、Zoomなどのオンライン会議ツール、オンライン会議サービスの売上が伸び悩んでいます。

 

これは、当然のことです。新型コロナの影響をあまり受けずに、外出できるようになっていることによります。

 

消費者は、リアル店舗での買物、レストランでの食事などを楽しみます。さらに、ビジネス分野でも、対面での会話や会議を行う機会が増えます。

 

今までインターネット活用・オンライン一辺倒だった生活様式が、個人の生活およびビジネス分野で新型コロナ前の状態に一部戻りつつあります。

 

しかし、私は、インターネット通販やZoomなどのオンラインサービスの需要が、一気に低下するとは考えていません、

 

消費者は、インターネット通販の便利さや、ビジネスパーソンは、Zoomなどのオンライン会議サービスの利便性を、新型コロナの影響拡大下で実感しました。

 

新型コロナウイルスの影響拡大がなくなったといっても、消費者やビジネスパーソンは、これらのインターネット・オンラインサービスの利便性を忘れません。

 

それどころか、消費者やビジネスパーソンは、インターネット・オンラインサービスをもっと享受することを選ぶと考えます。

 

展示会を例にして考えます。

 

新型コロナウイルスの影響拡大前から、多くの展示会主催者は、展示会前にWebサイトを活用して、出展商品やサービス、出展企業などを紹介して、広告宣伝を行っています。

 

このような状況下、遠距離から展示会に出席する必要のある人たちの一部は、展示会主催者がWebサイト上で公開している情報をみれば、わざわざ時間やコストをかけて展示会に出席する必要はないと考えていました。

 

新型コロナウイルスの影響拡大は、Webサイト上で情報を集める需要を増やしました。また、展示会主催者の多くは、出席者を物理的に集められないため、3Dの活用も含めたバーチャル展示会開催を実施しました。

 

しかし、多くのバーチャル展示会は、使い勝手が悪い、出展社との会話が上手くできていないケースが多いのが実情でした。

 

海外の有力展示会にも、多くの場合、同じだったとの印象をもっています。例外は、以前からWeb展示会を行っていた、IT業界の場合でした。

 

2021年後半から、リアル展示会が国内外で徐々に開催されるようになりました。リアル展示会の良さは、何といっても対面での会話や打合せができることです。

 

リアル展示会での対面での会話や打合せの効果は、大きいものがあります。このような高い効果は、バーチャル展示会ではなかなか実現できません。

 

今後、展示会は、リアルとバーチャルのハイブリッド型で開催されることが多くなると推測します。

 

リアル展示会に出展する、あるいは出席するかは、リアルの良さが最大限に活用できることや、要する時間やコストを勘案して、費用対効果を最大化するやり方を採用します。

 

リアル展示会のみしか開催されず、費用対効果で出席することが難しい場合、展示会主催者のWebサイト上で掲載されている会社情報から、メールなどで連絡を取り、ZoomGoogleMeetなどのオンライン会議で打合せするやり方を取っています。

 

ここまで展示会を例にして、リアルとバーチャルの特徴、良さ、不便さなどについて述べました。

 

私は、インターネット通販やオンラインサービスの分野でも、展示会と同じことが言えると考えています。

 

新型コロナウイルスの影響拡大下で、実感したインターネット通販やオンラインサービスの利便性は、今後とも変わらず強みを発揮します。

 

私の支援先企業の多くは、国内外でインターネット通販を活用して事業しています。新型コロナの影響が低下した海外市場でも、ネット通販の売上は伸びています。

 

消費者や企業は、リアルとバーチャルの良さを最大限活用するハイブリッドに組み合わせていくやり方を採用します。

 

新型コロナの影響下での特異な状況下で伸びた、インターネット通販やオンラインサービスの需要がノーマルな環境下での対応に移るだけです。

 

何も、悲観的になる必要は全くないです。インターネット通販やオンラインサービスが伸びる余地はあります。

 

よろしくお願いいたします。

 

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁


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