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日経記事;『起業家のアイデアと連帯、医療に新風パンデミックに挑む 世界の最前線から(3)』に関する考察 [アライアンスから期待する効果]

                                                   2020年5月6日


皆様、
こんにちは。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。


5月6日付の日経新聞に、『起業家のアイデアと連帯、医療に新風パンデミックに挑む 世界の最前線から(3)』のタイトルで記事が掲載されました。


本日は、この記事に関して考えを述べます。


本記事の冒頭部分は、以下の通りです。
『「シュノーケリングのマスクを酸素注入マスクに応用できないだろうか」。イタリアで3Dプリンターを手掛けるイシンノーバの最高経営責任者(CEO)、クリスチャン・フラカッシ氏は3月、医師からこんな相談を受けた。新型コロナウイルスが猛威を振るい、同国北部の病院では人工呼吸器の酸素マスクが不足する懸念が強まっていたためだ。。。』


イタリアは、ご存知ですかように、新型コロナウイルスの影響が極めて深刻な状況でした。現時点では、多少その状況が改善しつつあるようですが、医療現場は極めて深刻な状況が続いています。


イタリアの医療現場では多くの課題があります。その一つが、医師や看護者などが使用する医療機器などの不足です。


本日の記事では、不足する医療機器の一つとして、人工呼吸器の酸素注入マスクが取り上げられています。


現場の医師から人工呼吸器の酸素注入マスク開発・実用化の相談を受けた、3Dプリンター事業のスタートアップ企業イシンノーバ(Isinnova)は、自社の3Dプリント技術を使って、シュノーケリングマスクと人工呼吸器をつなぐ医療用バルブの試作に成功しました。
https://www.3dprintingbusiness.directory/company/isinnova/


イシンノーバ(Isinnova)は、3Dプリンターなどの最新ツールやITを使って、個人や企業などの顧客の課題解決を提供するベンチャー企業です。


今、欧米地域では、新型コロナウイルスが起こす課題を解決するため、多くの医者、企業、団体、個人が自然発生的に、上記のような協業・連携(アライアンス)を行っています。


このイシンノーバ(Isinnova)は、自社技術を特許化しましたが、医療機関が使えるように、設計図と使用方法をインターネット上に公開しています。
詳細は下記Webサイトをご覧ください。(このWebサイトは英語で書かれています。日本語でお読みになりたい方は、Google翻訳エンジンなどをご利用ください。)
https://www.isinnova.it/easy-covid19-eng/


新型コロナウイルスの影響拡大後、この自然発生的な企業、団体、個人を横断して行われています協業・連携(アライアンス)の動きは、国内ベンチャー・中小企業にも及んでいます。


私の支援先企業の1社に、先日、この企業の英語版WebサイトのContact(問合せ)ページに、米国企業から協業提案が入りました。


協業提案内容は、新型コロナウイルスに関係ないことです。米国企業は、米Goole.com検索エンジンから、支援先企業の英語版Webサイトを見つけて、問合せてきました。


この米国企業は、全員自宅でリモートワークを行っています。私の支援先企業のも、全員リモートワークしています。


支援先企業の社長から、連休中ですが相談したいとの依頼メールが届きました。米国企業の提案内容が合理的な内容になっていました。


そこで、5月連休直前でしたが、急きょSkype会議を関係者で行って対応策を協議・検討して、相手企業に対してeメールにて返信しました。


米国企業から即刻返事があったため、私が日本側のまとめ役を行って、米国企業を含めて全員でSkype会議を行いました。


このとき、幸いにも米国と日本間のネットワーク状態が良くて、参加者全員が自宅からの参加でしたが、Webinar(Web会議)を行うことができました。


Skype会議後は、関係者全員にCcを入れて、eメールにて会話しています。この両企業の協業・連携(アライアンス)は、5月連休中に迅速に動いています。


新型コロナウイルスの影響拡大で、5月連休中でも自宅で過ごしていたことが、両社の会話を促進させました。


米欧企業から私支援先企業への問合せは、上記1社だけでなく他の3企業にも入っていました。

私が上記Skype会議に参加した時、米国企業に対してどのように支援先企業を探したのか、また当該行為を行った理由などについて質問しました。


この米国企業は、新型コロナウイルス後の世界をにらんで、今までのビジネスのやり方では、事業展開が難しくなると感じており、新規事業を展開する可能性を探っているとのことです。


この米国企業は、新規事業機会を探るリアルな展示会が、新型コロナウイルス後も当面開催されないであろうと見込んでいます。


このため、この企業は、米Goole.com検索エンジンやSNSのページなどから、参考になる情報やデータを探しているとのことです。


このことは、私が5月4日に書きましたブログ・コラム;『新型コロナウイルスの影響下、および影響後の状況下による海外販路開拓・集客のやり方に関する考察 [海外市場・販路開拓]』の内容と一致するものでした。


国内ベンチャー・中小企業は、新型コロナウイルス後の米欧・アセアン地域などをにらんで、自社の英語版Webサイトのコンテンツを強化・充実して、今後さらに拡大する協業・連携(アライアンス)も活用しながら、事業展開の強化を行うことが重要であり、必要になります。


よろしくお願いいたします。


グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁



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