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AI自動翻訳の進化とその活用に関する考察:中小企業の海外販路開拓に極めて有効!! [インターネット・IT]

                                                     2018年8月21日

皆様、
こんにちは。
グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。


本日の日経新聞に、「TOEIC900点並み 富士通がAI翻訳サービス」のタイトルで掲載されています。


富士通は今秋、AI(人工知能)を使うビジネスメールなどの翻訳サービスを始めるとのことです。料金は月額約15万円から。


私の支援先企業の多くは、欧米アセアンなどで、新規事業立上や海外販路開拓を行っています。


当然のごとく、日常的に海外企業とのコミュニケーションが発生します。そのコミュニケーションのやり方は、通常、eメールか時としてチャットツールを活用します。


つまり、多くの場合、文字情報でのやり取りになります。国内ベンチャーや中小企業が、海外企業とのコミュニケーションが上手く出来ない要因の一つに、国内企業の英語などの外国語能力欠如があります。


相手側のビジネスメールの内容が良く理解出来ない、こちら側の返事や回答を上手く相手側に伝えることが出来ない。


この両方の要因が複数回起こると、大概の場合、相互不信になります。


国内ベンチャーや中小企業は、一般的に自社内に英語の会話能力をもつスタッフを確保できないケースが多くあります。


以前は、このような場合、外部の翻訳家などに、英語から日本語、日本語から英語に翻訳してもらうことを委託していました。当然、コストと時間を要します。


このようなコストと時間をセーブしたい企業は、Excite翻訳サービスなどを活用して、翻訳を行っていました。


率直に言って、既存の翻訳サービスの性能は、いまいちでした。


最近、GoogleのAI翻訳機能が劇的な変化を見せました。特に、英語などの外国語からの日本語への翻訳が、瞬時に、かつ、とても正確に行われるようになっています。


これは、Google傘下のDeepMindが開発・実用化した、ニューラルネット機械翻訳をGoogleの翻訳エンジンに搭載したことによります。


このGoogleの最新翻訳エンジンの能力は、毎日、使っている私の支援先企業も実感しています。しかも、現時点では無料で何回でも使えます。


一部の人から、Googleの翻訳エンジンでは、日本語から英語などの外国語への翻訳機能が良くないとの指摘があります。


AI自動翻訳は、Googleだけでなく、Microsoftなどの他の大手IT企業も相当額を投資して、開発・実用化を進めています。


IT企業同士の競争激化が、より一層尖がったAI自動翻訳エンジンを進化発展させることになります。


私の経験では、日本語文章を、短文化して、主語や述語、目的語などをはっきり書けば、Googleの翻訳エンジンからかなり高い水準の英語翻訳が可能です。


政府は、2020年の東京オリンピックに向けて、国内勢で音声会話を中心とした自動翻訳サービスの開発・実用化を推進しています。


このサービスが実用化されると、国内企業の多くが外国人との音声会話を日常的に行えるようになります。


2020年以降、この音声会話サービスが、低額料金で実用化されることを期待します。


私は、現時点では、ベンチャーや中小企業にとって、eメールでの海外企業とのコミュニケーションには、Googleの翻訳エンジン活用が最適なやり方と考えています。


よろしくお願いいたします。


グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁



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