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日経記事;『調査で判明、マーケターの実像 コロナで予算は2極化』に関する考察 [インターネットマーケティング]

                                                      2021年4月12日


皆様、

こんにちは。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

 

411日付の日経クロストレンドに、『調査で判明、マーケターの実像 コロナで予算は2極化』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

 

本記事の中に、以下の文章が掲載されています。

『アンケートを通して見えてきたのは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う混乱の中でも、消費者の変化を捉え、柔軟に対応しようとするマーケターの姿だ。「コロナ禍の前から店頭での売り上げ減少に悩まされていたが、以前のように海外への行き来ができない時代だからこそ、ネットを活用して海外との取引を活性化したい」(大阪府の37歳女性)「コロナ禍でウェブからの資料請求が増えると見込み、早めに広告を増やしたのが成功した」(神奈川県の49歳男性)と、逆にチャンスと捉えるマーケターも多い。』

 

私が経営コンサルタントとして支援しています企業は、米国内および欧アセアン地域などの英語圏市場でビジネスを行っています。

 

2020年から始まった新型コロナウイルスの影響拡大下では、支援先企業の多くは国内ビジネスがマイナスになっています。

しかし、一方上記英語圏市場をみると、必ずしもビジネスが不活性化していません。多くの企業は、海外市場とのビジネス拡大を実現しています。これは、各社の状況をみていると、以下のことが考えられます。

 

私は、自分の支援先企業が海外市場の販路開拓・集客を行う場合、対象企業には例外なく英語版Webサイトの作成・インターネット上へのアップロード、および当該Webサイトの記事(コンテンツ)の新規作成や更新を行ってもらっています。

 

同時に、当該英語版Webサイトには、GoogleAnalyticsを設置してもらっており、毎月一回程度の頻度で、データから海外からのアクセス状況を確認しています。

 

さらに、米Google.com検索エンジンにその会社の商品やサービスの特徴、新規性、競合商品・サービスとの差別化・差異化ポイントなどを説明するキーワードを入力して、支援先企業の英語版Webサイトの表示順位を検討・確認しています。

 

対象市場となる国や地域からのアクセスが増えて、米Google.com検索エンジンへのキーワード入力により、当該英語版Webサイトの表示順位が上がると、一般的にそのWebサイトの注目度が高まります。私の場合、一般的に当該英語版WebサイトのVisibilityが向上すると言っています。

 

この英語版Webサイトへの注目度が高まると、当該サイトの問合せページに入ってくる問合せ件数が増加します。

 

これらの対策には、お金をかける必要がありません。必要なのは、地道な英語版Webサイトの維持更新作業と、より良いサイトを作成するための知恵とエネルギーです。

 

そのために、私はほとんどの場合、英語版Webサイトを無料テンプレートを使用するWordPressなどのCMSContents Management System)で制作することを勧めています。

 

ここでは、CMSの詳細について触れません。CMSは、下記Webサイトでは、「データベースに保存されているデータを編集することで、Webページが自動的に生成される」「データベース上のデータを編集するためのインターフェイスが用意される」と説明しています。

https://www.hitachi-solutions.co.jp/digitalmarketing/sp/column/cms_vol01/ 

 

例えば、CMSで作成すると、企業はHTMLCSSなどの専門的知見がなくても、いつでも、誰でも、どこでもWebページの更新・追加が可能になります。この点がWordPressなどのCMSを使う大きなメリットになります。

 

WordPressで英語版Webサイトを構築した中小企業は、HTMLCSSなどの専門的知見がなくても、当該サイトの記事(コンテンツ)を、修正・追加加工できますので、インターネット上の情報発信力が高まります。このことが、私が上記で言いました、「お金をかけずに、知恵と地道な作業で自社の広告宣伝を行う」ことにつながります。

 

本日のブログ・コラムでは、そのような英語版Webサイトの作成方法については触れません。機会があれば、別の時に説明いたします。

 

今回のポイントは、中小企業がこのような英語版Webサイトをもっていますと、海外からのアクセスが増えて、問合せページから入ってきます問合せを起点にして、売上拡大や販路開拓につながるケースが増加します。

 

また、新型コロナウイルスの影響拡大下では、海外出張が減り、リアル展示会が開催されません。このようなときには、海外の潜在顧客や販売会社、代理店などは、米Google.com検索エンジンからいろいろな情報を検索して探します。また、オンライン展示会には積極的に出席します。

 

つまり、新型コロナウイルスの影響拡大下でも、海外ビジネスは寝ていません。活発に動いています。私の支援先企業は、自社の英語版Webサイトをしっかりと制作、維持更新することで、海外ビジネスを活性化しています。

このことは、今回のアンケート結果から冒頭部分に掲載しました内容と同じ効果を示しています。

 

今後、積極的に米欧アセアン地域などの英語圏市場での、販路開拓・集客を行いたい企業は、CMSを使って英語版Webサイトをインターネット上にアップロードし、情報発信のために積極的に活用したすることをお勧めします。

 

また、英語版Webサイトをもっていても、海外ビジネスの活性化につながっていない場合、当該企業は一度このWebサイトの内容と、維持更新の仕方などを見直すことをお勧めします。

 

よろしくお願いいたします。

 

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁

 


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