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『調査結果;中国進出の日本企業 1万社突破 製造業が最多』について [ビジネス雑感]

                                             2010年10月26日

皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドザイザー 山本 雅暁です。

帝国データバンクは、10月22日に、中国進出の動向調査として『中小企業を中心に1万社が中国へ進出 ~ 小売業では2004年以降の進出が急増 ~』を発表しました。

本日は、この調査結果に関して考えを述べます。

結果の主な内容は、以下の通りです。

『国内市場の縮小や円高が後押しする形で、国内企業が中国など新興国進出を加速させている。製造業者の生産シフトの高まりや、中国マーケットを取り込もうと、最近では小売、飲食店といった業態で進出する企業も目に付くようになっている。

中国へ進出している企業は1万778社あることが判明。
業種別の内訳をみると、「製造業」が4546社で42.2%を占め最も多く、企業規模別では、従業員数「10人以上50人未満」が3547社と32.9%を占め最も多く、中小クラスの企業が多く進出していることが判明した。

業績動向については、2006年度から2009年度までの売上比較が可能な7456社が調査対象。
7456社の業績動向をみると、2007年度に増収が4514社と60.5%を占めていたが、2008年度は減収の数が増収を上回り、2009年度は増収が1520社、前期の2745社から44.6%減少した。

背景には、リーマン・ショックによる影響、また中小クラスの企業で、より業績への影響が顕著になって現れたものとみられる。中国はリーマン・ショック後の景気回復が早いとされたが、中国へ進出している企業でも減収傾向を余儀なくされている。

小売業(飲食店含む)では、進出年が判明している115社中、中国へ「小売業態」で進出した企業は60社で、60社中、この6年間で進出した企業が71.7%を占めた。また「小売業」で業績比較が可能な168社をみると、やはり年々増収企業の数が減少している。
但し、2009年度の増収企業の割合は36.9%と、全業種の増収企業の割合(=20.4%)を上回っている。。』


中国進出の企業数は、1万社を超えており、製造業が4546社で40%以上を占めています。また、従業員数「10人以上50人未満」が3547社と32.9%を占め最も多いのも特徴です。

この様に多くの中小企業が進出したのは、以下の要因によると考えられます。

・主要取引先が中国に生産拠点を移した
・国内市場が縮小し、売上が減少した
・円高で採算が悪化した、もしくは、取れなくなった
・中国企業との取引を増やすため
・中国の顧客に売るため、など

予想を超えた中小企業が中国進出をしていました。
国内市場の状況を考えると当然の行為の結果だとは思いますが。

業績を見ますと、2009年度は減収している企業が増えているようです。
中国国内の需要が伸びていないことが理由の一つとして考えられます。中小企業は中国でも市場の影響を受けやすい状況になっています。

また、現在、国内に拠点を持ち海外進出を考えている中小企業は、進出先をどこにするか慎重に考える必要があります。

中国は、市場規模が大きく未だ成長余力がありますので、魅力的な国です。
しかし、最近の経済政策や政治リスクなどを考えて、進出するかどうか決める必要があります。
また、中国進出の要因の一つになっていました安い労働コストは、上昇しつつあり、今後更にその傾向が強まる可能性が高くなっています。

色々な面から十分な事前調査・検討が必要です。

既に進出した企業から現地の状況を聞く、中国国内の進出地域の状況やリスクをJETROなどの関係機関の協力を得て調べる、などの対応を行うことが重要です。

また、今後の市場需要を考えて、中国が進出先として最適かどうか、他のアジア諸国なども選択肢に入れるなど柔軟に検討しましょう。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドザイザー 山本 雅暁


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