中小企業の公的補助金活用ポイントーその5 [補助金・助成金・融資制度]
2010年10月17日
皆様、
こんにちは。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。
9月19日から書き始めましたシリーズもの;『中小企業の公的補助金活用ポイント』のその5について、述べます。
本日は、4.補助金申請から採択までの流れと注意事項 について述べます。
一般的に補助金申請から採択までの流れは、以下のようになります。
(1)適切な施策の選択(申請企業)
↓
(2)申請書の作成(申請企業)
↓
(3)申請書受付・事前審査員への評価依頼(事務局)
↓
(4)審査書類に事前審査(審査員)
↓
(5)事前審査結果集約・順位付け(事務局)
↓
(6)最終審査・採択案件の決定(審査委員長)
↓
(7)採択の通知(事務局⇒申請企業)
ここでは、上記ステップのうち、(1)適切な施策の選択(申請企業)について注意点を述べます。
(2)申請書の作成(申請企業)の項は、次回に書きます『5.補助金申請書作成の手順』のところで説明致します。
一部の事項は、今まで述べてきたことと重複する部分がありますが、重要なことですので注意事項として書かせて頂きます。
(1)項のステップは、申請企業が自己責任で行います。
A.先ず行うのは、補助金を探し選ぶことです。
下記の点を考慮して選びます。
・補助金額
・事業期間
・申請対象者
・申請時期;公募期間
補助金額や事業期間が自社の事業とマッチするかどうか、その補助金を今使う必要があるかどうかなどについて考える必要があります。
B.補助金の公募期間は、通常2~3週間くらいで、最長でも1カ月です。
従いまして、常に「情報収集を心掛ける」ことが必要です。
関連Webサイトで常に確認しておくことが大事です。
C.1カ月で申請書を書き上げるのは至難の業ですので、自社の事業計画書を常に完備しておくことが必要です。
また、事業計画書を用意していれば、状況に応じて申請書類以外に事業計画書を添付することにより申請書の内容的な不備を補完することができます。
D.事業計画作成後、「新規性、社会貢献性、事業性」 が本当にあるかどうか、客観的に見極めましょう。
独りよがりの事業計画を作っている場合も時々見受けられます。
本日はここまでとします。
次回は、以下の項目について書きます。
5.補助金申請書作成の手順
よろしくお願いいたします。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁
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