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中小製造業の海外進出支援と技術高度化支援について [ベンチャー・中小企業支援]

                                                                2010年8月30日

皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

8月29日付の日経新聞に以下の記事が掲載されました。

『マルカキカイ、中小製造業の海外進出支援 』
『企業資金、国内への投資促す 首相が対策指示』

本日は、この記事に関して考えを述べます。

『マルカキカイ、中小製造業の海外進出支援 』

『・機械商社のマルカキカイは、インドネシアに10月に進出する表面処理装置の大鋳(大阪府高槻市)の現地法人に出資する。大鋳が現地の工場で製造した機器の販売も請け負う。中小製造業の海外進出の後押しを通じ、自社の海外売上高比率を高める。

 ・マルカキカイは大鋳がジャカルタに新設する現法に14%出資し、現地工場で生産した表面処理装置の総代理店になる。東南アジアで販売する。
取引関係がある工作機械メーカーの中国進出も支援する。現法設立の手続きを助ける。

・円高で大手企業は海外生産にシフトしているが、自力で海外展開できない中小製造業は多い。マルカキカイは中小の海外進出を支援する取り組みを通して、海外販売比率を5年以内に現在の35%から50%まで引き上げる。。。』


『企業資金、国内への投資促す 首相が対策指示 』

『菅直人首相は28日、日本企業に国内での工場建設などを促すため、補助金や税制優遇、規制緩和などを中心にした「日本国内投資促進プログラム」を10月にもまとめるよう直嶋正行経済産業相ら関係閣僚に指示した。視察先の北九州市内で記者団に明らかにした。

首相は企業部門が約200兆円の現金・預金を抱えている現状に触れ「経営者は今、投資を抑えてお金のまま持っている傾向が強い。思い切って国内への投資に踏み出してもらいたい」と指摘。そのうえで「必要な支援はする。行政上の制約は取り除く」と強調した。

具体的には「31日にまとめる経済対策の基本方針に取り入れられるものは取り入れ、その後に検討する補正予算でも盛り込みたい」と表明した。これを受け経産省は、環境関連の工場新設や設備増設などへの補助金や、中小企業の技術高度化を後押しする政策などを経済対策に盛り込む検討に入った。税制優遇や規制緩和も検討課題になる見通し。。。』


マルカキカイの経営姿勢に共感を覚えます。
自らも海外売上を増やしつつ、中小製造業の輸出を支援する。

多くの中小製造業者は、海外市場向け販路を持っていません。
従いまして、輸出は専門商社か、現地に代理店網を持っている販売会社などと契約して輸出する事になります。

マルカキカイのように、自社の売上を伸ばしつつ、中小製造業の輸出を支援する姿勢は、Win/Winの関係を構築することです。
今後、他の専門商社も同じ動きをする事を期待します。


政府は、31日に経済対策を取りまとめます。
この中に、「中小企業の技術高度化を後押しする政策」が盛り込まれるようです。

ものづくり支援や、新連携などの新規事業展開向けの補助金が拡充される事を希望します。
技術力はあっても開発資金を自社で確保できない中小製造業にとって、このような補助金は使いやすいものです。

これらの補助金が公式な施策として表明されたら、活用を希望する中小製造業を支援します。

31日に発表される経済対策の内容は、発表後にブログに書きます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁


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