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6.他社との共同設計の展開;(5)自社と相手先の役割分担 [アライアンス先の選定実施]

                                                                  2006年9月17日

今回は、設計期間の短縮を目的にした部品の共同設計の連携先候補選定を例にとって (B)自社と相手先の役割分担 のポイントについて述べます。

自社と相手先で共同設計を行う場合、具体的な活動に入る前に十分に会話を行い、お互いの役割分担について十分な理解と同意を取り付けおく必要があります。

先ず、役割分担を明確化する上で大事な事は、自社と相手先の共同設計作業における、お互いの設計要求を出し合って明確化しておく事です。

お互いの設計要求を明確化する事により、それらの設計要求を満たすために必要な行動・ステップがエンジニア同士の会話により具体的に描く事が出来るようになります。

次に考えなければならないポイントは、設計要求を満たす為に必要な行動・ステップの洗い出しです。

この洗い出しの過程で、各行動は、次の三つの分類に分けて明確化する事になります。

◆自社独自の作業
◆相手先独自の作業
◆共同で行う作業

これらの三つの作業を順序だてて時間軸を含めて描くのが、(A )の設計ロードマップ(スケジュール)です。

三つの作業内容と各々の作業から生まれる成果を明確化し、次のステップにつなげて行けるようにシーケンシャルに各作業を順序だてます。

各作業内容と各々の作業に要する時間を推定し、設計ロードマップを描きますので、実際の作業が想定通りに行かなかった場合の対応(リスクヘッジ)もおさえておく事が必要です。

お互いの立場を尊重しながら、合意しました役割をきちんと分担して行いながら、計画通りに行かなかった場合は、双方で十分な会話を行ってどうしたらスケジュールを維持しながら作業を継続するか考え・回答を出して行きます。

必要があれば、役割分担の内容を見直します。


ここでの、キーは十分な会話・コミュニケーションです。

他人同士の会社が共同作業を行うのですから、相手の立場を尊重しながらの十分な会話を維持・継続する事です。


次回は、(C)当該部品の設計評価方法 について述べます。

今回の記事について、ご関心或いはご質問がある方は、私まで下記アドレスにeメールにてご連絡下さい。

 bzsupmy@nna.so-net.ne.jp

私は、すぐにはご回答出来ない場合もありますが、24時間以内にはご連絡します。

よろしく御願いします。

以上、

 


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